4作品目は原神からバーバラ
初期キャラとは思えないデザイン。
髪型はオーソドックスなツインテールスタイルで(なにがオーソドックスなんだ?w)、左右対称のデザインなのが合わせるとき意外と難しいやつです。
垂れてる髪が肩に少しつくくらいのロングヘアでもあります。
普通に結んだら、結び目のところはここまでボリュームでないのでウィッグ特有の細工が必要になりますね。綿かなにかで下地を作ってから、土台に毛を張り付けていくのが最良かと思われます。
結んでいる状態で、下ろした毛先は自然とカールしているということはバーバラはややくせ毛さんかもです。触り心地が良いかもしれない「細毛で少しクセのある髪、フワッとした触り心地」かもしれません。。。ツインテールの上部にピョンと跳ねる毛もあるし、この考察は間違っていないはず(笑)
遂に完成した「バーバラ」!!
日の作業時間は小一時間程度でしたが、最後のほうはラストスパートで長時間作業していました…トータル20時間くらいはかかった気がする…大変だった~
初めて挑戦することだらけで様子見ながらの進行になったので、かなり時間がかかりました。同じテイストで作る作品なら今後はスムーズに作れるでしょう!
私見ですが、日本のレイヤーさんはこういうテイストのウィッグを使っていない気がします。逆に海外レイヤーさんはこういうテイストが多い印象。ナチュラル寄りか?キャラデザイン寄りか?文化の違いみたいなもんでしょうか?
土台作りのポイント-バーバラ
まずは素のスーパーロングを根元から切ります。この時に根元ギリギリを攻めると次のプロセスに影響があるので、3㎝くらい残しておくとお後がやりやすいと感じます。
これは正直、、、切り込みすぎた部分はありますね(笑)
切った髪はキレイにまとめて(毛束にしてゴムなどでまとめておくと使いやすい&管理しやすい)、この後の工程でガッツリ使っていきます。今回は1個のウィッグですべて作り切れました。途中で不安になって買い足しましたが、完全未使用で余ったのでどうしようか困っています(笑) 途中で足りるか不安になりますが、期限が差し迫っていなければ買い足しはギリギリまで待ったほうが無難です。。。
根元からカットするときに1段ずつ分けてカットしましたが(手が疲れそうだったのでバリカンでやりました)、歪にならなければ2段ずつでも良いかもです。細かいほど手間かかるんでね…
土台作りのポイント-バーバラのツインテール
こちらはツインテールを作りたい位置に針金で土台を作っています。「針金は曲げやすく、多少の衝撃では変形しない」のが大事な要素だと思うので、加工のしやすさだけで判断しないほうが良いのかなと。参考までに、針金は太さ1mmあるかないかくらいのものを使用しました!径が書いてある紙失くしました…
ツインテールの位置は、
・高さはハチの少し下くらい
・奥行きは耳の少し後ろあたり
になる位置にします。
針金の形を整えたらグルーガンで接着していきます。あまり肉厚に盛りすぎても髪を張り付けるときにボコボコしてしまうので気を付けます。しっかり冷めるまでは意外と動くので、冷風で冷ますか別のパーツを作るなりで時間を置きます。
針金でツインテールの土台を作ったら、次はその周辺の髪を張りやすいようにシートを張ります。
ツインテールのウィッグ制作している動画をそれなりの数見たんですが、結構な確率で綿のような土台を張っていました。これのメリットで考えられるのは、
・後頭部のボリューム調整
・土台の凸凹を滑らかに出来る
のが大きいのかなと。
逆にデメリットもあって、
・綿が白いから暗い髪色だと下地が見えたときに違和感
・フワフワにしすぎると次の工程がやりにくい
辺りでしょうか。エアブラシで暗く塗装してから髪を張っていたりも見ましたね~。大変…
土台作りのポイント-バーバラのツインテール其の2
毛の流れを作る
こちらはツインテールの根元に向かって毛流れが自然になるように貼った状態です。進むごとに変化が目に見えるのでめっちゃ楽しいです♪これを左右やっていきます。
ここで使用した接着剤ですが、コニシ Gボンドクリヤーというものです!革製品など用ですが普通に付きます。プラスチック用でも問題なかったですね。余っていたので使っただけなので、どちらでも使用感は変わりないかと。
注意点としては、乾き始めたときに触っていると白くダマダマしてきて見た目が美しくない感じになります…たっぷり付けないといきわたら無さそうで不安だし、触りすぎてもダマダマするし、気難しいやつですよ!!
個人的には、生え際に貼る→ツインテの根元に向かって長さ調整して貼る
がやりやすかったです。
ツインテールの土台の形を調整する
針金の曲線を作りつつ厚紙を挟んで張り付けて固定
↓
その下の形を整えてまた厚紙で固定
↓
繰り返し
でこんな感じに。
大きめのセロハンテープでやっているものも見るんですが、針金の力が勝ってしまってグニャグニャになるんですよね…なので間に厚紙を挟むことで強度を獲得しつつやっています。
土台の周りに綿を巻く
普通の綿だとちぎって使うと思うんですが、こちらはシート状になってまして使いやすいです!こちらの手芸綿を使いました!量がハンパじゃないので注意です(笑) 普通の綿だと接着剤と繊維がなかなか予想外な付き方をする時があるので大変なこともありましたが、これは使いやすかったです!
ツインテールのがほぼ完成!
周りにグルっと毛を貼って完成です。
根元から毛先まで一気に張り付けたかと思いきや、途中で切って2段階仕様で貼っています。全部いけるかなと思ったんですが、途中の曲線がどうしても処理が難しくて汚くなりそうだったので悔しいですがカットしました…
シート状に毛束を作って分割しながら張り付けて、ボリュームのある部分が足りなくなるのでそこは別の毛束を足して貼りつつ。まあまあ接着剤も使って剥がれないようにしっかり固定していきます。
前髪を調整して完成!!!
ここまで来るのに長い時間を要しましたが、顔周りの作成で半日以上使いました(笑) やはりこういうのはフロントデザインで良し悪し決まってくるので、チャチャっと作れないんですよね。
テイワット界のアイドル、こちらの世界へ爆誕~~!