わりと聞かれる「カラーが明るいほうが白髪が目立たないのでは?」の質問に対して。
こんにちは。
金町から常磐線エリアのヘアビューティーをお届けしています遠山です(西日暮里から印西くらいまではいらしていただいてます)
季節の変わり目でヘアカラーのトーンアップをされる影響か、「明るいほうが白髪ってめだたないんじゃ?」という質問に対して、個人的見解を述べます!
まずは、「しっかり染まっていたほうが良いのか?明るさ優先で良いのか?」がポイント
ヘアカラーの基本で、明るい色味ほど薬剤の染料が薄くて、暗い色味ほど染料がしっかりと入っています。
これからの季節に多くなってくる、ハイトーン(すごい明るい)の外国人風アッシュ系カラーなんかは髪が元々持っているメラニンを削りまくって、その上に薄い色味を乗せて仕上げるので、良い感じの透け感が作れます。
一方で対極にいるのが白髪染めです。
元々白いものをしっかり染めなければいけないので、染料はある程度濃くないといけません。ファッションカラーほどの染料だとほとんど染まらないので、濃い目に作られています。なので、仕上がりも濃い目です。濃いから明るく見えない…落ちてくると意外に明るくなりますけどね。しっかり染まってると思える範囲だと大体8トーンがめいっぱいの明るさです。
しっかり染まっている範囲で仕上げたいなら最高で8トーンかそれ以下の、染めてるけどほんのりだよねと感じるくらいにしておいたほうが良いし、薄くてもいいからそこそこ明るくしておきたいのであれば、10トーンくらいまではなんとか対応できるのではないかなと。
もちろん人工的に入れてる色なので、次第に落ちていきます。1か月くらいしたら6トーンで仕上げた色でも8トーン弱くらいには明るくなっていると思います。その辺りも踏まえて決定すると良いのではと思います。
根元が伸びてきた時の違いとしてはこんな感じ↓
でですね、冒頭の「明るい髪にしたほうが~」の件ですが、まずはこちらを↓

黒い部分が「染めたあと2か月経って生えてきた髪」で、黄色の部分が「2か月前に染めた髪」です。コントラストがはっきりしてます。
黒髪の比率が多いほど(白髪率が低い)、「白髪が伸びてきたのが気になる」というよりは「プリンの方が気になる」状態になると思います。
で、今度は「白髪率が多い髪」の設定のモノを↓

どうですか??
下の黒い部分が地毛ですが、このくらいで白髪率が70~80%くらいでしょうか。
これくらい白髪が多い方ならば、明るい白髪染めのほうが伸びてきた時のプリンは気にならないですね。実際に白髪率80%くらいのお客様を明るめに変えたときは、プリンは目立たないしクリームベージュみたいなヘアカラーは素敵だし、いうことありませんでした。(のちにご家族が「もう少し暗い方が良いとのことで、12トーン⇒10トーンくらいになりました(苦笑」)
アナタのライフスタイルによって優先順位は変わります
簡単なイラストでお伝えしましたが、明るい白髪染めはベースの状態によって「明るく染めたほうが良いのか?暗く染めたほうが良いのか?」の、向いている選択肢が異なるのでご相談いただいた方が良いと思います。
個人的には、定期的に染められるのであればどちらを選んでも問題ないと思います。「スパンが長くなってしまって、身だしなみに気を使ってない感が出てしまう」ことの方がリスクを感じます。
僕は美容師なので、アナタにはすべからく、いつもキレイにしていて欲しいと思っています♪なので2か月経たないくらいで足を運んでいただきたいと思います。
アナタのライフスタイルにとって最良の選択になるように選びます。