ご覧いただきありがとうございます。
東京都葛飾区で「髪質改善専門店オーファ」という美容院のオーナー兼スタイリストをしていますトオヤマと申します。
このブログは主に
・美容師やってての気付き(経営的なことも)
・仕事で拘ってみてること
・体力勝負な仕事なだけにボディケア
・来たる、年取った時の資産運用
・たまにプライベート
等を主に綴る、美容系に偏った「雑記ブログ」です。
4席小規模サロン~10席以上の大型サロンまで運営した経験値があります。
規模による良いところ・悪いところ両方知っています(笑)
今は小規模にして、施術で確実に手の届く範囲の方だけ担当しています。
ご縁あって読んで頂いた方に、なにかしら参考になれば幸いです。
ゆる~く更新していますので、よろしくお願いいたします^_^
捨て印の意味って知ってました??
1.捨て印とは
2.捨て印のメリット・デメリット
3.委任状に捨て印も危険
僕は立場上書類へのサインはちょくちょくするんですが、以前知ったことで意外な怖さがあるな~と感じました。
まさか自分が…が起こりうる世の中なので、こういったものを使うシーンでは気を付けたいものです。
1.捨て印の意味って?
捨印とは契約書などの文書に前もって署名捺印(記名押印)に使用した印鑑を欄外に押しておくことです。その段階ではまだ何の効力も持っていませんが、捨印の隣に文書内の訂正内容を記述することで、『訂正を行いました』という訂正印に生まれ変わります。
これによって後日、訂正が必要なときにわざわざ相手の訂正印をもらいに行かなくて済みます。
このように契約書を受け取る側にとっては手間が省けて都合のいいことですが、渡す側にとっては訂正があるかどうか分からない段階において印鑑を押すため、知らないうちに内容を書き換えられトラブルに発展する恐れがあります。
しかし、捨印による訂正は”あきらかな誤記の部分”に限られ、契約当事者が意図していない”契約内容の重要な部分”の捨印による訂正は原則、認められていないようです。
なにげに“捺さされてしまう”捨印ですが、銀行の口座振替などの手続きをする際に郵送ハガキの書面で見かけますが、銀行は信用で成り立っているため、トラブルに発展する可能性はあまりないとは思いますが、普段なにげなく押している捨印の意味はよく理解しておいたほうが良いでしょう。
捨印を押印したからといって不利益を被ることは少ないにせよ、ムダなトラブルを未然に防ぐためにも不安があれば、契約書に捨印をしないか、訂正箇所が見つかったら連絡をもらうようにし、捨印がないと受け付けてもらえなかったり、手続きが先に進まず、やむを得ず捨印を押印しなければならない場合は契約当時のコピーを取っておくとよいでしょう。
2.捨て印のメリット・デメリット
メリット
相手方に文書を渡してしまった後でも文書に訂正が必要になった場合、相手方に訂正を委ねることが出来る。
文書を受け取った側もわざわざ相手方の訂正印をもらいに行かなくて済みます。
デメリット
”契約内容の重要な部分”の捨印による訂正は原則、認められていないようですが、相手方に文書を自分の意図しない内容に勝手に書き換えられてしまう恐れがある。
3.委任状に捨て印も危険
委任内容や代理人がきちんと記述されている委任状であっても、言われるがままに捨印することは大変危険です。
内容を書き替え放題ですからね!
・捨て印とは「書類の内容を訂正しても連絡しなくて良い」というサイン
・メリットは概ね押印する側にはない
・委任状への捨て印は慎重に
※内容は「ハンコ辞典」より引用
https://www.moriinbo.com/mame/sute.html
最近では業務の効率化を上げるために電子サインOKな流れにもなり、登場する機会が減ってきているハンコですが、重要な契約時にはまだまだ利用されることが多いでしょうね。
そんな時に、不利益を被らないように知っておいて損はないのかなと。
ルールを知っておくことは、大人社会では非常に重要なことですし!